深き海より、蒼き樹々の呟き

by 深海 蒼樹(ふかみ そうじゅ)

*

コンビニのバイト店員が、嫌いだった頃の話

      2013/09/11

 珍しく、2日つづけて、コンビニを利用した。ここで僕が言うコンビニとは、FァミリーMァートとか、Lォーソン、SブンEレブンの3大手のことをさしている。残念ながら、お弁当のおいしいSブンEレブンは、もう数年単位でご無沙汰している。なぜなら、我が家から半径100キロ圏内に、おそらくSブンEレブンが存在しないからだ。

 今日のfacebookのコメントでも嘆いてしまったが、この大手のコンビニにいつしか都会っぽい匂いを嗅ぎ、時には「うわっ、コンビニに来ちゃったよ、オレ」みたいに妙にそわそわしたり、時には緊張したりするほどに、僕はすっかりとコンビニ難民というか、田舎者になってしまったわけである。
 これと同じような現象は、スタバに行ったときにも起こる。嬉し恥ずかし、でも、結構ドキドキ緊張してて、今日こそは新商品を注文しようと思いつつも、気がついたらそのこむつかしく、ちょっと照れくさいような横文字カタカナな商品名が言えずに、いつも同じものしか頼めない、みたいな、そんな感じだ。

 今日は、Amazonのコンビニ払いをするために、Lォーソンを利用したのだけれど、Loppi(これを書くために調べたらロッピではなくて、ロッピーと、伸ばして読むらしい)だと思って画面にタッチしようとしたら、なんだかいつもと違ってて、なんだこれは?とよく見ると、それはATMだったりして、ひとり赤面していたわけだ。

 そんなこんなことをしていると、唐突に、僕は、コンビニの店員が嫌いだった頃を思い出したので、書いてみようと思う。

 僕は昔々、コンビニの店員の雑談がすごくイヤで、腹立たしかった時期がある。今から数えるとかれこれ20年ほど前、僕が20代後半から30代前半にかけての頃の話だ。

 店内に入った僕に気づいても、レジにいる若いバイトらしき男女は無駄話をやめない。その時点で、店員になにか用があるわけでもなく、僕は店内の商品を物色しているだけなのだから、店員が黙っていようがしゃべっていようが、さほど重要なことではないはずなのに、僕はその態度にイライラしてしまう。
なぜか?
 勿論、バイトとは言え、店員なんだから、客の前で雑談するのはよくないとか、客からいつ声がかかってもいいようにスタンバイしておくのが店員の心構えではないのかとか、楽しそうにしゃべっていたら、客の方が気を使って、用があっても話しかけられないじゃないかとか、二人そろってしゃべってる暇があるなら、床に落ちてるゴミを拾って掃除しようよとか、それらしいもっともな理由はいくらでもあるんだけれど、つまるところは、次の三つの理由だったような気がする。

  1. バイトの女の子が可愛いから←くそっ、バイトしながらこんな可愛い子としゃべってて金をもらえるのか。バイトが終わったら、どっちかの部屋とかに行くのか?という、勝手な妄想による嫉妬

  2. バイトの教育がなってない←部下を教育する立場になって苦労していた頃なので、おいおい、店長さんよぉー、バイトの教育・指導ちゃんとしようよ、という、オレだって部下の教育で苦労してるんだから、店長よ、しっかり教育しろよという、お節介

  3. とりあえず、楽しそう←今月も営業目標が達成できるかどうかわからなくてイライラしてるのに、なにお前ら楽しそうにしてんだよぉー、という、単なる八つ当たり

 うん、ただそれだけの話。
 なんてウジウジした20代を送っていたことだろうと、今さらながら反省してる僕は、今年50歳を迎える。

 - ひとりごと, 雑感

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  関連記事

no image
キーボードを叩く音に酔いしれて

 別段、そんなに大慌てで書かなくてもいいような気はするのだけれど、とにかく、今日 …

no image
『羊飼い』について、考える

 昔々、僕は羊飼いになりたいと思った。  そう、おそらくは、誰にだって、人生の中 …

no image
はじめて、1ヶ月

 このブログもおかげさまで閉鎖することなく、なんとか1ヶ月が過ぎた。ブログ歴とし …

no image
2013年、新年の挨拶みたいなもの

 明けましておめでとうございます。  無事に2012年を越して、新たなる年を迎え …